死者から、生きた人へ〜未来のための通詞人へ

通詞人。
江戸幕府公認通訳のことを指します。
311以降しばらくは、通詞人を名乗って
きました。
それを辞めたのは、伝わり難いと言われたから。

4月の末から、京都に滞在する時間が長くなります。
2015年12月、四条大橋の上で受け取った
メッセージに従い、京都に通い続けたわたし。
この2年数ヶ月は、本当にドラマチックでした。
神の干渉と呼ばれるできごとを幾度も
経験し、京都神様劇場と名付けたくらい。

そのスピンオフが、昨日エンディングを迎えました。
アンナチュラル。
このドラマが始まった1月、わたしは京都の
万理小路にあるウィークリーマンションの
一室で泣きながらそれを観ていました。

不自然死には、現場で何度も会ってきていました。

ただ、わたしは躯体に触れないだけのこと。

そんなアンナチュラルは、わたしに本当に
多くのことを教えてくれました。
その一番が、死ぬよりつらいことなど、この世に
ありはしないのだということ。

わたしがこの世界にいるのは、17年
数ヶ月前に脳腫瘍で他界した親友のためで
あり、いわゆる家系因縁と呼ばれる
負の遺産の継承を止めるためでした。
大切なものを守るため、それ以外には
なんの意思も価値も感じないで生きてきた。

15年、そうして現場でさまざまな方に出会い
さまざまな霊体の声を聴いてきた。
ご依頼人は霊体であり、霊体に雇われている
自覚すら強くあった。

でも、それはもうおしまい。
終わりなんだよ、と、言われた気がしました。
奇しくも1/12、311から7年目の年の初めに。

7年前の2/9、わたしは所属していた川崎の門下より独立しました。
事実上の破門にあたり、弟子と立場とそれまでの
実績、師範名、屋号のすべてを失いました。
そこで過ごした8年を『あの先生は、引退したよ』と
公式に発表されてしまったのです。
ゼロからスタートするしかなかったわたしの
手元には『通詞人』という肩書きだけが
残されました。

それから7年。
17歳から聴いてきた『死者最後の言葉』を
聴いてあげる法医学という学問。
それが、別のことを言いだしました。

『法医学は、未来のための学問です』

躯体を離れた霊体に寄り添ってきた7年。
これからの7年は、遺された人の未来に
寄り添い、生きていけと言われた気がして。

この街、京都で。

神奈川を離れて完全に京都に行けば楽なのに。
そう人に言われたりします。
でも、神奈川にも悔いなく寄り添いたい存在がいる。
子どもや、大好きな仲間たち。
きっと彼らはわたしがいなくても生きていける。
でもそうじゃなくて、わたしが彼らといたいのです。

わたしの意思で彼らといたい。
同じように、わたしの意思で京都にも
守りたい場所や人ができた。
お金では絶対買えない、かけがえのない
大切な愛おしい日常。

わたしは、みんなが思うほど強くないです。
だから、泣きながら前に出る。
泣きながら、進むしかありません。
でも、泣きながら進んできたからこそ
わたしの前に座るあなたを一人にはしない。

せめて、一緒に泣くくらい、させて貰いたい。
泣けるのは、怒れるのは、躯体あればこその
贅沢なのだから。

死者には痛みや苦しみはありません。
躯体を離れたら、もう二度と味わえない
感覚だからです。
人間は一度人の躯体を手にすると7回は
人に転生できるといいます。
ただ、8回目があるのかは、わたしは
僧侶ではないのでわからないです。
知る方法もきっとあるのでしょうが
いまは、それを知る気にはなれない。

ただ、末代まで祟ってやる、は7代までを
意味し、その呪詛をかいくぐり生き抜いた
人がいまの生粋の京都人の何割かである、
ということを、この2年数ヶ月でわたしは
知ることとなりました。

肌で、ね。

肌で感じ取れるのは、躯体がある贅沢。
感謝せねばなりません。

アンナチュラルお馴染み、ロッカールームの天丼。
こんな使命感のあるボスの下で、京都は働けるようになるやろか。

新しい幕が、この街でいま、上がります。
今夜生まれる、魚座の新月に合わせて。

わたしの月である、魚座の宮で、ね。

神様はいつも完璧、間違うのはいつも
人間なのだから。
泣きながら前に出て、歩いて行こう。
叶うならば、どうかその涙が幸せな
嬉し涙でありますように。

4月末からは、京都から神奈川に月に10日
前後通います。
皆さまどうか、よろしくお願い致します。

3月は明日まで四条烏丸で鑑定会中です。
連続開催は今月まで、4月からはセッション会を
単発開催致します。
今日明日はお席に余裕ございます。
ぜひふらりとお立ち寄りくださいませ。


大好きなLemonを聴きながら今日も元気に
四条通りを闊歩しながら通勤します。

あー、幸せ。

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京都初の心霊診断士 水口美惠子

平成小野篁 会いに行ける霊媒師として活動してきた惠御子。平成最後の秋分の日に7年ぶりに心霊診断士 水口美惠子としての活動を再開しました。 ■自動書記による心霊交信 ■スピリチュアルコンサル ◾️スピリチュアル講座他 詳細はBlogにて随時情報配信中 LINE@やっています。 友達登録募集中。 https://line.me/R/ti/p/%40pea2334b

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